昨今の情報セキュリティブーム(?)により、PマークやISMSといった規格を取得している企業が増えている。
かく言う私の属する企業も今はPマークを持っており、ISMSの取得または切替えを考え始めているようだ。
勿論これら両方を取得していても良いのだが、『何のために持っているべきか』というポイントは押さえておきたい。それぞれの特徴を知り、その上で運用してゆくべきである。逆に言うと、取得することによって得られるメリットがそれほど無ければ、取得すべきではない。コストは掛るし運用も大変だからだ。実際Pマークだけでも年に1回全社員に教育を受けさせたりと、大変な苦労が発生している。
Pマークは個人情報保護の視点から作られている。すなわち個人、機密情報の取り扱いに関する規則を定めたものであり、個人情報や機密情報を保有する者を守ろうという意図から生まれている。
対してISMS(Information Security Management System)は、組織が保有する情報資産に対する脅威への対策に関する規則を定めたものである。要するに、企業や組織を守るべき対策としてのルール作りが根となる考え方である。
つまり、PマークとISMSは考え方としてそれぞれ全く逆方向から作られたものであると言える。
で、本題の「どっちをとるべき?」という話に繋がるのだが、以下にそれぞれの特徴をまとめてみた。

ISMSはその性質上、組織の情報セキュリティ管理制度が整っているということになるため、規格を取得していることで取引先からの信頼が得られやすい。
状況よりけりだが、私の会社はアウトソースベンダ的な位置付けにあるので、ISMS向きのようである。
しかし調べているうちに思ったが、ISMSは適用範囲がそれほど明確ではないように感じる。審査ポイントがしっかりと見えている専門家に依頼しなければ、導入は困難を極めそうである。





